Day surgery
白内障とは?水晶体が濁る疾患です。
このように人工の綺麗な水晶体に交換する手術です。
手術日の3日前から、術後感染症を予防する目的で、抗生物質の点眼を開始します。 1日3回、必ず点眼してください。
指示された時刻以降は、禁食となります。
常用薬の服用はそのまま続けてください。
付き添いの方とご一緒に来院ください。
●ご自身での運転による来院は非常に危険です。車での来院はやめましょう。
14時来院の場合を例にして説明します。
来院時刻は手術の1時間ほど前です。
※手術の順番によって来院時刻が異なります。
来院時刻は術前説明時にお伝えします。
時刻の変更を御希望の方は遠慮なく申し付け下さい。(御希望に添えない場合もあります。ご了承ください。)
散瞳薬(瞳を大きく広げる薬)を何度も点眼し、準備を始めます。リカバリールームでは血圧等を測定し、全身状態が落ち着いているかを確認します。
麻酔の目薬をさしてから、手術室へ入室していただきます。
日常と変わらず、リラックスして手術を受けていただけるような音楽を流しています。お気に入りのCDなど持参いただければ、そのCDをかけて手術をさせていただきます。
手術自体は早ければ約10〜15分程度で終わります。消毒等、準備時間を含めて20分程度で退室いただけます。
手術終了後、10~15分程度は、リクライニングチェアでしばらく安静にしてください。
●選任のスタッフから手術後の注意事項などの説明を受け、帰宅できます。
※今回の例ですとおよそ16:00頃帰宅となります
単焦点レンズ、乱視用レンズ(保険適応)、多焦点レンズ(自費)を取り扱っています。
白内障術後に入れる眼内レンズは、一般的には単焦点眼内レンズです。焦点(ピント)が1箇所にしか合いません。つまり、遠方にピントを合せると近くはかすみ、老眼鏡が必要になります。近くにピントを合わせると、遠方はぼけるため遠用眼鏡が必要になります。
単焦点眼内レンズの見え方(遠方にピントを合わせた場合):遠方の時計ははっきり見えますが、近くの携帯電話の文字はぼやけています。
多焦点眼内レンズの見え方:単焦点眼内レンズと比較して鮮明度は落ちますが、遠方の時計も近方の携帯電話の文字もみえます。
多焦点眼内レンズの向いている方
遠近メガネから開放されたい方。職業では、教師(教科書と生徒)や美容師(客の髪と鏡)
多焦点眼内レンズの向かない方
精密作業をされる方(ピントがあまいため)や夜間に運転をするタクシードライバーやトラック運転手さん(ライトや光がにじむことがあります)、絶対にメガネをかけたくない方(メガネが必要になることがあります)。乱視の強い方。
注意:乱視用レンズは、完全に乱視を無くすものでなく軽減するもので院長の判断で使用しています。